The Way It Is

橋下徹氏の街頭演説書き起こしブログです

【大阪都構想賛成】【橋下氏演説】大阪維新の会が、なぜ大阪市民から支持されるのか?




皆様こんばんは。

今回は長文です。


大阪市の生まれ育ちとして、そして大阪都構想賛成の立場として、

大阪維新の会が、なぜ大阪市民に支持されるのか?」

を、2015年5月16日(都構想住民投票の前日)に橋下徹大阪市長がなんば高島屋前で行った街頭演説(以下、「橋下氏演説」)の全文を書き起こして、説明したいと思います。

大阪だけでなく、全国の納税者・有権者の皆様、特に新たに選挙権を得た18歳以上の若い皆様に是非知って頂きたく、かつ橋下氏や維新の好き嫌いを抜きにして(アンチは除く)、長文ですが分かり易くて読み応えのある様に書きました。

(最終更新日2020年10月14日:更新は以下3.のみ)

【目次】(各項目をクリックするとジャンプします)

1.まえがき
2.橋下氏演説全文  ⇒(注)動画約25分。長いですがとても大事です。
3.あとがき


1.まえがき

なぜ大阪維新の会が、大阪はじめ全国的に新聞・地上波テレビ等のオールドメディア他が反維新・都構想疑問視の報道が多い中、未だに知事・市長及び、府・市両議会の第一党で支持されているのか?

なぜ大阪維新の会以外の政党・議員・団体等が猛反発するのか?

なぜ大阪市民は大阪維新の会を支持するのか?


2015年の橋下氏演説に沢山詰まっています。


この演説は、ネットで動画は有っても自動文字起こしは不明瞭なので、自分で書き起こしました。

私は今でも橋下シンパでも維新シンパでもありません。

ですが人間に完璧な人は居ません。

彼は放言や、政局判断に甘い点はあれど、大阪を大きく良く変えてくれた一人だということは確かです。

事実は、「大阪を本気で変えてきた維新達」。この1点です。

以下、演説全文です。

動画再生しながら文章を読むと、より一層分かりやすいかと思います。

(尚、99%切り取り無しのため、文章が読みずらい箇所があります。)

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2.橋下氏演説全文


【橋下氏演説動画】(25分38秒)

以下、カッコ内数字は動画中の再生時分です


(0:00)
いやー皆さん本当に、これだけ多くの皆さんにお集まり頂きまして、本当有難うございます。

どうも有難うございます。
本当に多くの皆さん有難うございます。

いやね、実はあの、あれいつでしたっけね?去年のね、12月のあの衆議院選挙。

維新の党の衆議院選挙の時に、もう維新の党、完全に負けてたんですね。負けてたんですよ。

どうしようかなあと思ってここに立った時にね、いきなりもうあの、投票日の前日なんですけども、もう維新の党完敗しました!負けです!って言う風に、言い切ったんですね。

であれ言うと、同情票が集まるかなぁと思ってですね。

それで、負けました!もう本当に維新完敗です!、ってでも何とかもう1回チャンスを与えて下さい!、って言ったら、丁度それがいい具合に同情票が集まりましてね。

で又あのメディアが、今日も、なんか言うだろうと。

なんかもう新聞とかテレビ観てたら、橋下はこのなんばで、最後は泣くんじゃないかとか、涙見せるんじゃないかとか、何やるんだとか、もう色んな事を言いますけども、何にもやりません。

あっさりと、皆さんに、ちょっとお話をさせて貰って。

と言いますのも、まだね、あした、あしたまで、まだこれあのー、住民投票運動続いてるんですね。

ですから今日今ここが締めくくりじゃないので、ちょっと皆さんに少し途中経過みたいな話をさせて下さい。

(1:24)
まあでも本当ね、僕ここで、ここで最初に立ったのがあの、知事選挙だったんですね。
あれ7年半前ぐらいでした。

そこで38才の時に。
あの時は本当、右も左もね、政治や行政の事分からずに。

まとにかく、大阪府庁、これ何とか建て直さないといけなきゃいけないという想いで、38才で、知事選挙、ここで立候補して最初の第一声やりましたよ。

(1:49)
あの時皆さんね、7年半前、大阪府は莫大な借金を背負っていたんです。

莫大な借金どころか、使っちゃいけないお金。
これまあ、いわゆる貯金みたいなもん註:減債基金ですよ。

借金返済の為の貯金みたいなものを(註:太田房江大阪府知事<現参院議員・自民党大阪選挙区>の府政時代は)、5500億円註:当時見込み額。後日5200億円に修正使い込んでたんです。
5500億円。穴開けてた。

だーれもそれ責任取らずに。

大阪府庁の職員はですよ、毎月毎月きちっと、給料貰ってる訳です。

普通皆さんね、会社に勤めてて、5500億円も穴開けてたらですよ、まーぁ倒産は普通でしょうけど、倒産しなくても、給料は、3分の1ぐらいまで減らされるでしょうね。
いや、5分の1ぐらいまでなるんじゃないですか?
ボーナスなんかそんなのゼロなんか当たり前ですよ。

(2:41)
ところがね、5500億円穴開けて、借金は何兆円も抱えてるのに、ビタ一文、給料削られる事無く、毎月毎月給料、貰ってる訳です。大阪府庁の職員は。

不思議だなぁー?と思いましたね、この政治や行政の世界っていうのは。

誰が給料払ってるんですか?

誰が、これ、大阪府の借金の分、お金返してるんですか?

皆さん納税者じゃないですか。

(3:11)
まぁーそこから頭来たもんですから。

大阪府知事になって、まあ色んな改革始めました。

まず第一にやったのは、改革やる前に、自分の給料削らなきゃいけませんから。

これ、当時の松井、当時の松井知事は府議会議員だったんです(註:松井一郎・現大阪市長)けど、僕にね、

「知事ね、自分の給料削らないと、改革出来ないよ」

と言われましたから、まあまず自分の給料3割カットしました、退職金5割カットからやりましたけど。

そこで職員の給料も15%から削っていったんですよ。責任取れと。

(3:45)
そして中に入ったら、驚くべき事実がどんどんどんどん出て来ますよ。

この天下りは何なんだ???と。天下り

もうこれ、どんどんどんどん大阪府庁、職員辞めては、もう給料たんまり貰える処に天下りしてってね。

これ誰が払ってるんですか?

皆さん納税者ですよ、これ全部払ってるの。

その他びっくりしましたよ?

(4:10)
もう言いますけどね、医師会・歯科医師会・トラック協会、まあーこんな処にしこたま金がいってるんです。

そのお金も、10億単位ですよ皆さん、10億単位!
その使い途は自由!
10億渡し切り!

これ誰が払ってるんですかこれ?

皆さん納税者じゃないですか。

まぁーー次から次へと色んな事出て来ましたね。

国には上納金を納めてましたよ、上納金。国の天下り団体にね。
これも全部合わせたら40億も50億も払ってる訳です。

誰が払ってるんですかこれ?

皆さんですよ、納税者ですよ。

(4:53)
そして大阪市長になりました。

市の職員の給料、皆さんの民間の給料の1.3倍~1.5倍!

誰が払ってるんですかこれ?

皆さんが払ってるんです。

大阪市になってもね、まあー色んな処に補助金から何から丸投げで渡してましたよ。

本っ当にね、皆さん、これ、知らなかったらね、皆さん馬鹿みたいですよこれ?

(5:26)
汗水流して働いて、納税をして、そのお金が、天下り団体や職員の給料に消えて、薬剤師会だ医師会だトラック協会だタクシー協会だ、色んな業界団体の方に流れていて、金はたんまりあるのに、弁護士会だ医師会だ、固定資産税免除ですよ。

一体、誰のお金でやってるんですか?

(5:52)
まあ僕はね、この7年半、この、税金の使い途っていう所には拘り続けてきました。

納税者の皆さんが払ってる税金が、不公平に、誰かのポケットに入ってないか、徹っ底的に調べましてね。

7年半、とことんやって来ましたよこれ!

(6:15)
職員の給料は削って、組合からはアホボケカスと言われ、ね、色んな、団体、薬剤師会や、歯科医師会や、トラック協会や、やれ何とか協会、町内会の親玉分の処、それから商店街の何とか連盟。

必要な税金は僕は渡します!

ちゃんと補助します!

でも、おかしな税金の使い方は、一っ切認めない!、という事で、弁護士会の固定資産税から、医師会の固定資産税から、全部、免除は取り止めて、全部お金取るようにしました。

(6:57)
どうなったか。

いま見てください。

橋下追い出せ、橋下追い出せ、の大合唱ですよ。

やれ薬剤師会、ね、歯科医師会、それからあの、医師会ですか、トラック協会、タクシー協会、日本?大阪何とか商店街連盟?、弁護士の何かグループ?、せんーぶいま大阪都構想に反対に回ってるでしょ?

(7:22)
すなわち彼らはね、もう一度、



『かつての美味しい美味しい大阪府大阪市

に、全力で戻したがってるんです!



僕と松井知事が又ね、居なくなってね、昔の大阪府大阪市に戻ったら、彼らが全部税金、喰い物にしてゆきますよ皆さん!

皆さんが、それを払い続けて、ね、10億だ15億だ、そんな金を気軽に懐に入れていくんです!

皆さん、そんな事許しちゃいけないんですよ。

許しちゃいけない!

納税者の税金はね、納税者の為に使うなんて当たり前の事なんです!

(8:07)
でも、歴代の政治家、歴代の市長、歴代の議員、自民党民主党公明党共産党も、誰も本気でやらなかったんですそれを。

本気でやったらね、殺るか殺られるか、死ぬか生きるかの、こんな大いくさになってしまうんです!

(8:29)
でも僕は本当は皆さんに、有り難く思ってますよ。

38才で、たかだか38才で知事にならさせて貰って、そのあと大阪維新の会、たった最初は6人のグループで、この大阪維新の会を作ったんですよ。

金もありませんからね、一人一万円ずつ小遣い出して。

そっから汚い車の上に乗って、マイク握って話してましたよ。

そこから、選挙・選挙・選挙の連続で、今や、大阪府内では、大阪維新の会府議会も大阪市議会も堺市議会も第一党。

そして国政政党まで、維新の党まで持つようになった。

いま、自民党安倍政権絶好調!安倍政権やっぱり大したもんですよ。

だから日本全国見て下さい。

(9:17)
47都道府県の内、大阪を除いては、46都道府県、全て自民党が第一党の中、本当に安倍政権絶好調、ところが、大阪においてだけは、大阪維新の会が、第一党になってるんです!

何故、こんな事が出来たのか?

たかだか38才の男が知事になり、そのあと市長になって、維新の会を作って国政政党を作り、まあメンバーもいま100何十人、国会議員も40何名ですよ。

(9:52)
何故こんな事出来たか?

って言ったらね、全ては、

大阪市民の皆さん大阪府民の皆さんが、我々に、票を、与えて下さったからなんです!

これが民主主義の政治なんですよ!

何の組織も無くお金も無く、こんな偉そうに政治が出来ているのは、全て皆さんのお陰!

本当に本当に、感謝を申し上げます!
本当に有難うございます!

(10:23)
さあ皆さん、大阪都構想

いよいよね、あしたが、フィナーレですよ、最終日。

僕はこの日を最後のゴールと決めてね、まあ松井知事とも、大阪維新の会のメンバーとも、どこでどういう風に進めていくのか、どうやってこの日を迎えるのか。

まあ5年間本当ね、正直長かった。
正直、長かったです。
本っ当に。

まあ山あり谷あり地獄ありってこの事ですかね。
なんーべんもこれ、大きな大きな壁にぶつかりましたよ。
もうこりゃ駄目だ、もう無理だ、もう駄目だ、みんなに言われ続けた。

大体あの新聞もテレビもね、あの学者というコメンテーターも、いい加減なもんで、あいつらもう僕の悪口の言うのが仕事ですから。
橋下終わり、維新が終わり、何べん言ったか知りませんけれども。

でも、この5月の17、あしたをね、住民投票の日、本当に迎える事が出来たのは、皆さんが全部、毎回毎回の選挙で、我々を応援して下さった、本当にその積み重ねが、ここまで来るに至った、大きな大きな本当にねそれが、原因理由なんですよ!

本当に皆さんね、本当そうなんです!

(11:38)
政治ってこんなもんですね。

皆さんが本気になればね、本当に政治は動くし、我々もその力を頂いて、どんどんどんどん税金の使い方に切り込んでゆけるんです。

さあ皆さん、あした、どうなるかですよ。

僕は、納税者を舐めた、役所や議会、色んな各種団体、業界団体、既得権と言われている人達、納税者を舐めたら、全っ部潰されるよ、って事を、あした、示したいと思いますね!

(12:15)
皆さん、日本の政治はね、納税者を舐めすぎ。

特定の団体、特定の有力者、特定の業界団体、そんな処から、票を貰って、そこを、見返りで、色んな補助金を打つ。

そんな政治はね、本っ当に腐ってると思いますよ!

(12:41)
その代わり!、納税者の皆さんも、責任を持って貰わなきゃいけません!

無関心だったら、皆さんが、政治を後押ししなければ、皆さんの方に、政治は顔を向けません!

当たり前です。

我々票にならなければ、当選できません。

票にならなければ、そりゃ政治活動も出来ません。

やっぱり一定のこの政治勢力を持たないと、税金の使い途を糾すなんて事出来ないんですよ。

(13:15)
皆さん、最後お願いですけどもね。
まあ今、われわれ、維新の会、非常に劣勢になってますよ。

自民党民主党公明党共産党、各種業界団体。
医師会から歯科医師会から薬剤師会からあの連中ね、みんなポスター至る処に貼って、患者相手に都構想やめておけ都構想やめておけともう言い振るめてる、言い振らしてるんです。

町内会だって回覧板回して、大阪都構想大阪都構想反対だ、市営住宅も回覧板回して、大阪都構想反対だと。

皆さん、そういうね、納税者を舐めた連中は、一回あした、全部潰させて下さい!

どうか皆さん、その為にもね、あした大阪都構想住民投票で、何っとか、勝たせて下さいよ!

そうしましたら、大阪府庁、大阪市役所、大阪市議会、大阪市議会議員、それにへばり付いてる、色んな税金を喰らってる、そんな団体、一回綺麗さっぱり、全っ部、壊して、本っ当に納税者の為になる、新しい大阪の、新しい大阪の政府を、造っていきますよ皆さん!

これをね、全国でやらなきゃいけないんですよ一度。

(14:45)
僕は正直、嫌われる政治家ですよ。
嫌われる政治家。

本当はね、政治家っていうのは嫌われちゃいけない。
民主主義ですから。
好かれなきゃいけないんです。

だから、僕はある意味ね、いっときの、まワンポイントリリーフと言いますかね。

政治が腐ってきた時に、納税者のお金が、既得権と言われている既得権益層と言われている、納税者のこの税金を貪り喰う、その団体がどんどんどんどん膨らんできた時に、有る意味、世の中から求められて、ワンポイントリリーフで、登場したような政治家です。

だから僕はね、あした、徹っ底的に、あの既得権、本当に皆さんの納税者の税金を、貪り喰っている、あの団体を、潰しに、最後かかりに行きたいと思います!

僕にはね、何の力もありませんから。只の45才の男ですから。

どうか皆さん、僕に、一回力与えて下さいよ!

(15:56)
戦前・戦中・戦後、まあ日本の歴史、振り返ってみても、政治はね、やっぱり票を貰う処に、税金を流していた。

本当に、納税者の為に、納税者の為に、税金を取り戻す、そんな政治が、これまでの日本には無かったんです。

まあ言っときますけど、僕みたいな政治家はずっとやったら駄目なんですよ。

やっぱりどっかで政治が安定した場合には、好かれる政治家が出て来ないと。

嫌われる事ばっかりやってたら、これ世の中もおかしくなってしまう。

でもやっぱりね、今の日本、この既得権益層、納税者の皆さんの税金を貪り喰う、色んな人達、色んな団体、これが余りにも、勢力が大きく成り過ぎた。

(16:43)
ここで一旦、その勢力を一回大阪で打ち崩して、これを日本全国に、広げる為にもね、あしたの大阪都構想住民投票、どうか皆さんのお力で、いま非常に劣勢になってますけど、どうか大阪都構想、賛成多数、可決させて下さいよ皆さん!

そして、大阪で出来たことを、今度は維新の党、国会議員居ますから、火の玉となってね、既得権益層切り込んで行って貰って、皆さんの納税者の税金、取り戻す事を維新の党でしっかりやります。

(17:24)
その代わり、あした、負けたら、まあ本当だったらこれ、僕死ななきゃいけないんでしょうけど、まあ民主主義の国ですからね。

まあこれは、まあ政治家辞めるっていう所で、許して貰いたいなと思うんですが。

まあでもね、本当だったらね、戦だったらお前死ねよって言われるんでしょうけど、そこはちょっと申し訳ありません。

まあでも、本っ当に、ここまで、皆さんのお力で、本当にここまでやらさせて貰った事は、政治家冥利に尽きます。

僕はこのね、納税者の為に税金を貪り喰ってる連中を、それを本当に叩き潰すと、言う事を誓って、この7年半やって来ましたから。

あした、最っ高の舞台を、皆さんに用意して頂きましたので、本当に納税者の皆さん、あした5月17、大阪都構想の実現だけでなく、もう皆さんの税金を貪り喰ってる連中を1回叩き潰して税金を皆さんに取り戻すという、そのスタートを、あした5月17に、切っていきたいと思います。

(18:29)
僕は、大阪が、本っ当に大阪が、自ら変われると、変われる事が出来ると、僕は信じていますし、大阪市民の皆さんが、大阪市民の皆さんが、大阪を変える事に、動いて下さると、信じています!

どうか5月17、あした、大阪都構想だけでなく、「納税者が政治に勝利した」と言う事を、皆さんと一緒に喜びを分かち合いたいと思います!

どうかあした一日、本当に皆さん、宜しくお願い申し上げます!

(19:13)
本当ね、一回、一回リセットリセット。

本当にしなきゃいけないですって。

どうなってるんですか、今の本当にあの政治家連中は?

自民党民主党公明党共産党も!

(19:24)
何で自民党共産党が一緒に手ぇ組んでるんですか!

どうなってんですか!

民主党のあの、何か女の人のあの政治家(註:辻元清美衆院議員<立憲民主党大阪10区>)、散々自民党の文句言ってるくせに、自民党の車の上に乗ってみーんな何か万歳しちゃって!

今の大阪市大阪府、よっぽど甘い汁があんのか、どうだか知りませんけど。

今のこのね、大阪市役所・大阪府庁のこの仕組み、これを残したいっていう人がゴマンと居るんでしょうね。

残念な事はね、それに騙されてしまってる、多くの大阪市民が居るっていう事ですよ。

(20:02)
ま、原因はね、僕の態度ふるまい、人間性、そこに問題がいた橋下が嫌いだと言う人達が大阪市内に、百万人以上居ますから。だからそれで、大阪都構想に反対って言う風になってるんでしょうけども。

(20:15)
でも、大阪都構想なんて単純な話。

役所を造り替える、ってそれだけの話ですよ。

税金の無駄遣いを止めて、税金の無駄遣いを止めて、皆さんに医療・福祉・教育で還元する。

そしてねもう一つは、このね、大阪。本当に衰退著しい大阪。

今ちょっと思い出しましたけど、そういや4年前僕ここで、あの市長選挙・知事選挙ダブル選挙の時にね、ここでそう言えば大風呂敷広げましたよ。

この大阪を、世界の中の大阪にしてゆきましょう!

ニューヨーク・ロンドン・パリに並ぶような、そんな大阪にしてゆきましょう!

東の東京都・西の大阪都、二つのエンジンで日本を引っ張りましょう!

そんな話をしましたけども。

本当にそれもね、いよいよあした、住民投票多数、賛成多数となれば、その実現に向かって、一歩踏み出すことも出来ます。

(21:03)
皆さん、納税者に、税金を取り戻す。

僕は本当にそれをやりたい!

今税金を皆さん本当に貪り喰ってるね、そういう連中を、一回叩き潰したい!

そして、もう一度、国民の為に、府民の為に市民の為になる様な、そんな政治や役所の仕組みを、一から作り上げたい!

そして大阪で出来たんだったら、それが全国に広がる。

そしてそれと同時に、この大阪が、東の東京都に並ぶ、西の大阪都になる、なんて言うのは、最っ高の、政治家の、夢です!

(21:46)
どうか明日、5月の17、もしも皆さんのお近くにね、大阪市民の皆さん、大阪市民の仲間がもしお近くにいらっしゃるのであれば、出来る限り、大阪都構想賛成・賛成という事を、輪を拡げて下さい。

これは、僕自身が、自民党民主党公明党共産党、色んな何とか協会、何とか医師会、何とか何とか組合、そういう処と戦うのと同時に、納税者である、市民の皆さんが、本当に政治と、今の政治と、戦う、有る意味、最高のステージですから!

どうか、納税者の皆さん、この今の政治に、勝って下さい!

自分達で、掴み取って下さい!

(22:30)
新しい政治を造るのは、有権者の皆さんですから!

僕も頑張りますけど、皆さんも、頑張って下さい!

そしてあしたの夜、一緒にテレビを観ながら、勝利の、その、お祝いを、皆さんで、やって、いきましょうよ!

本当に宜しくお願いします!

本当に皆さん、こんなね、政治家冥利に尽きるような事をね、本当にこの、7年半やらさせて貰って、有難うございました。

本当にあしたが大勝負、頑張りますんで、皆さん、一緒に力を合わせて、頑張って行きましょう!

(23:14)
ではこの後、僕大正区行ってまた喋らなきゃいけないので、このままちょっと途中ですが、失礼させて貰いたいと思います。

皆さん本当にこれだけ多くの、皆さんお集まり頂きまして有難うございます。

ちなみになんですけどね、大阪市民の方って、嘘付かないで下さい、どれくらい居らっしゃいます?

あっ、結っ構居ますね!ありがとうございます!

(23:39)
皆さん、これね、
大阪維新の会って、本っ当にね、組織が無いから、票を集めれないんです。

相手方は回覧板から何からで集めてますから。

僕らでもね、いつもやってるパターンがあるんですよ。こうやってお集まり頂いた方にね、まず皆さん、5人に、5人に電話掛けて下さい、5人に。

その後ね、その5人にね、「貴方も5人に電話掛けてね」、って言って下さい。

それで1人が25人の仲間を誘うことが出来るんです。

この(註:観衆の)人数の25倍になる。

更にその25倍になった人数が、更に5人に掛けると、これが、125倍になるんですか。

これでどんどんどんどん倍・倍・倍・倍・倍になってってね、あっという間に、形勢逆転て言う事も有り得ますから。

どうか今日とあした、皆さん、本当に皆さんが、今の政治を変えたい、今の政治と戦って、「納税者が勝利を収めたい」という事を、本っ当に本気で思うんであれば、今日とあした、出来る限り多くの仲間に、市民の皆さんに、大阪都構想賛成、そういう電話を掛けて下さい!

(24:43)
民主主義の政治は、最後は有権者が動くかどうか、それが全てです!

僕も精一杯やりますけども、政治の主役は有権者ですから。

どうか皆さん、勝利を収めて下さい!

宜しくお願いします!

有難うございました!
有難うございました!

どうも有難うございました!
本当に有難うございました!

あした精一杯頑張ります!
また大阪市内グルグル周ります!

皆さんも是非頑張りましょう!
皆さん一緒に力を合わせて、本当にね、納税者の為の政治を、何とか大阪から造っていきましょう!

宜しくお願いします!

(25:21)
本当、市役所も府庁も全部一回潰しましょう、もう!

市議会も府議会もね、ロクでもない本当に!

一回全部造り直す、納税者の為に造り直す!

是非やりましょう!

お願いします!!


(了)



 

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3.あとがき


皆様はこの演説を読んで、いかがでしたでしょうか。

皆様の地元には、私達の税金を貪り喰う既得権者は居ますか?

皆様ご自身がもし公務員等なら、今の地位に安住していませんか?

皆様ご自身が権利を主張しつつ、義務もきちんと果たしていますか?

皆様ご自身がいつの間にか、既得権者側になっていませんか?

少子高齢化時代に入り、今の若者は、これから一生、高齢者を直接的間接的に負担がますます重くなり続けます。
高齢者自体も医療費・介護負担は増え、年金受給額も少なくなります。
しかし平均寿命は延びてゆきます。
このような状態で、皆様は次世代にツケを残さないことを考えていますか?

それに本気で立ち向かう政治家や政党が居ますか?


遡ると大阪は、豊臣秀吉時代には「天下の台所」と呼ばれ、大正時代から昭和初期には人口や工業生産額が日本一となり、大大阪(だいおおさか)」と呼ばれた頃がありました。

一方で、東京一極集中が始まり、二重行政の弊害が主たる原因として、東京府東京市は1943年(昭和18年)に府市合併して東京都になりました

戦後、東京都の都市計画には、首都のため国も関与しつつ復興・発展しました。

対して大阪は戦後、高度経済成長や1970年大阪万博がありましたが、府市の二重行政でかつ協力しないまま推移し、かつての大大阪とは程遠い物でした。

また、大阪市の都市計画は市営モンロー主義(=大阪市内は大阪市役所だけでやる。但し市外は関知しない主義)により、大阪市役所(中でも京大出身土木系=京土会)他が、意のままに私達の税金で設計・造築・運営しました。

さらに、市役所の労働組合も全国有数の強さを持ち、あらゆる所に介入していました

従って、大阪市長は戦後、平松邦夫氏より前は、役所の意向に沿う助役上がりばかりでした。

同じく、大阪府知事も戦後、橋下徹氏より前は、官僚・国会議員・学者出身ばかり(お笑いタレントの横山ノック大阪府知事も以前は参院議員)でした。

その中で、私達の税金を貪り喰う既得権者が沢山居たのです。

そして大阪人は他県人より、良くも悪くもお金にうるさい特性があります。

加えて、大阪市の年間予算は近年で約3兆8000億円。とにかく巨額なのです。

ですので、
巨額の職員高給&厚遇
カラ残業
ヤミ専従
天下り
補助金
エセ同和
生活保護費不正受給
貧困ビジネス
沢山の無計画な超巨額箱物
地下鉄バス(敬老パス)70歳以上無料
基本水道料65歳以上減免
等々、
既得権者が沢山居り
かつ時には恫喝や脅迫等の圧力等もあり、
それらの反発を恐れて静観し続けた
のです。

例えば、上記「沢山の無計画な超巨額箱物」だけでも以下の図が挙げられます。↓

f:id:gogoishin:20190507092056j:plain
大阪市負の遺産。上段「閉鎖」計790億円、下段「損失」計1兆573億円。箱物だけでも改めて凄いですね......

また例えば、上の橋下氏演説での、大田房江元大阪府知事の減債基金取り崩しは、橋下元知事⇒松井⇒吉村の維新が一生懸命復元しても未だに1600億円不足しています。吉村洋文大阪府知事いま現在も素知らぬ顔で参議院議員を続ける大田房江元大阪府知事に怒りのツイートをしています。↓ 大阪市民の多くが同じ思いです。


話は戻りますが、昔から一般の大阪市民は「政治は別物」と蚊帳の外で捉えられ、いっとき、政治の無関心さ故の浮動票を揶揄して「お笑い100万票」と言われたこともありました。

その間、バブル崩壊後も更に借金もどんどん膨らんで、橋下府知事が2008年1月に初当選した時は大阪市は倒産状態になりました。
もう一度言います。
大阪市は維新より前は、倒産「寸前」では無く、倒産状態でした
橋下氏が就任後に「倒産です」と破綻宣言すれば、北海道夕張市のように倒産だったのです。
倒産すれば、住民サービスが低下(住民税が上がる・水道料金が上がる等)せざるを得ません。
しかし当選直後で府知事就任前の橋下氏が、当時支援を受けた自民党の一室を間借りして、倒産だけは食い止めようと、一旦決まった次年度予算編成を就任前から大阪府職員と共に連日知恵を凝らし、予算を組み直しました。


そういう異常な大阪を、従前より憂いていた地元政治家も少なくありませんでした。しかし口では言っても色々なしがらみから行動に移せませんでした。

大阪市民も、大阪市単独(つまり大阪府や政府の協力をほぼ得ず)でオリンピック2008誘致に大惨敗する等、「大阪市は何やっとんねん」「ほら言わんこっちゃない」という漠然な把握はしていました。

とは言うものの、助役上がりの關(せき)淳一元大阪市長が、危機感で2期目にようやく行政改革をし始めるも、支援していた労働組合組織(=連合)が案の定猛反発しました。
マスコミは行革よりも關氏の無愛想な切り取り発言を多く報じたので、一般市民には關氏の行革は今でもあまり知られていません。

そして連合は対抗馬として、MBS毎日放送)元人気アナウンサーで当時役員だった平松邦夫氏を支持し、その連合が支持母体の旧民主党ブームにも乗り、自民党支持の關氏3選を阻止して、戦後初の民間人大阪市長に当選しました。

何も知らない一般市民からすれば、「民間人」市長の平松氏に当然、何らかの期待が高まります。

ですが平松元市長は自分で物事を決めずに役所や支援を受けた連合の言いなりで、改革は再び停滞しました。
(象徴するエピソードとして、借金でお金が無い名目で、市内小・中学校に暑さ対策でクーラーでなくヘチマやゴーヤを植えた話を揶揄して、「ヘチ松元市長」と呼ばれているのは有名です。)

その間、タブー用語の多い東京キー局を敢えて外した関西の高視聴率テレビ討論番組たかじんのそこまで言って委員会を始めとして、全国ネットでは知り得ない政治の本音や実情を知ることが出来、大阪や日本の政治で今まで何が起こって、何がおかしいのかが上記のように具体的に露になり、多くの大阪人が政治に関心を持ち始めました。

当時、国政は「悪夢の民主党政権」(2009年~2012年)でした。
また大阪は「悪夢の府市あわせ(不幸せ)政権」の大田房江元府知事(2004年~2008年)・平松邦夫元市長(2007年~2011年)でした。

そして、ようやく本気で立ち向かう政治家や政党が出て来たのです。

それが2010年に大阪自民党を割って出た、松井一郎府議(現大阪市長)・浦野靖人府議(現衆院議員)を含めた6人の大阪維新の会でした。

その6人の御輿で担ぎ出されたのが、「茶髪の風雲児」こと橋下徹(2008年より大阪府知事。政治家になる前に既に黒髪)でした。その当時のニュースです↓


「大阪都」実現を・・・橋下新党「大阪維新の会」旗揚げ(10/04/19)

その頃、橋下氏は2008年1月より自民党支援の大阪府知事として、前任の太田房江氏(現参院議員・自民党・大阪選挙区)以前に膨れ上がった莫大な借金の再建に着手し始めました。ただ、民主党支援の平松元市長とは最初は話し合っても、結局ほぼ全て平行線でした。
そのため橋下氏は、大阪停滞の本丸は大阪市役所にありと見定めて、上記2010年に大阪維新の会を立ち上げ、2011年11月に旧民主党に加えて自民党等支援の平松氏再選を圧勝で阻止して、大阪市長に転身しました。

同日W選挙において、橋下氏の後任で大阪府知事に転身した松井一郎府議と協力しながら、府庁の次に大阪市役所等にメスを入れ始めたのです。

対して毎日系のMBSや平松氏の、惨敗させられた橋下氏・維新憎しの禍根は今も露骨にありますし、今後も数十年続くかと思われます。MBSや平松氏に限らず、政治の恨み妬みは非常に厄介です。
ですので多くの大阪人は現在、政治に関心があり、MBSに限らず新聞や地上波テレビ等のオールドメディア報道に対する眼力は他県人より進んでいます。

当時橋下氏は、大袈裟な話ではなく、誰かに刺されてもおかしくない(実際、SPが8人居た話は有名)くらいの沢山の既得権改革をし、かつ大阪市は徐々に財政的に復活し始めました。

この橋下氏始め維新達が、上記多数の圧力に屈せず、ごくごく当たり前の民主主義を貫き始めたのです。

ですので他県、特に関東では、バブル崩壊後の失われた20年があったとは言え、東京一極集中による恩恵で、不況や財政難の経験を他地域よりは実感できておられないかも知れません。
それにオールドメディアも、大阪政治のねじれ現象や大阪政治に関する報道もあまりされてないので、有権者は把握し難いかも知れません。

ここまでの経緯は以下4コマアニメの「ひまたんの都構想講座」が分かりやすいです。
他にも多角的に沢山の論点を分かりやすく説明しているのでオススメです。

●ひまたんの都構想講座(今昔物語①)

よければひまたんの他のSNSもどうぞ↓


ですので2015年に都構想住民投票が僅差で否決されるも、同年に再度都構想挑戦を掲げた松井大阪府知事(現大阪市長)・吉村洋文大阪市長(現大阪府知事)が圧勝し、いま現在も、安倍政権が安定した支持率の中で、大阪では橋下氏支持者がいまだ多く、かつ大阪維新の会大阪市民から支持されるのです。

事実、大阪での各党支持率も如実に反映されています。↓


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2019/3/10記事:「政党支持は『大阪維新の会』が38% 他党を大きく上回る」

(引用元: JX通信社 大阪府世論調査
https://news.yahoo.co.jp/byline/yoneshigekatsuhiro/20190310-00117737/


大阪市は現在、人口約270万人で、東京23区と比較しても面積が半分以下であり、24区もあります。

ですので大阪市では、都構想実現後の選挙区割変更による落選怖さはどの議員にもあります。

もちろん、都構想を推進する維新議員にも同様の怖さがあります。

それでも将来の大阪市と市民の為、引いては日本の為に、かつ、地域政党ゆえ政党助成金が無い中、しがらみ無く都構想実現に向けて頑張ってくれているのです。

また、新聞や地上波テレビ等のオールドメディア、維新や都構想に肯定的な報道はなかなかされないので、他県ではあまり想像つかないかと思われます。

対して反対派議員は、府・市を残して議員の身分を保障したいが為に、総合案ほか全ての案で今の府・市を残し、かつ論点をずらし、都構想を難解にしてデマや印象操作で不安を煽り、色々と手品のように有権者を煙に巻き、とにかく全力で維新を都構想を潰そうとします。

ですから国政与党である自民党であるも、大阪自民党大阪維新の会の残党ですので、普段反目し合っている共産党まで、とにかく維新を潰すためには手段を選ばず野合するという、他県では考えられない事態が起きているのです。

これほど有権者不在の私利私欲な出来事はありません。

民主主義とは一体何なのでしょうか?

この異様な野合をよそに、大阪維新は今日まで、知事と市長の信頼関係によるバーチャル都構想で、あらゆる施策を粛々と沢山眼に見える形で実行しているため、有権者が体感し、かつ信頼感もあります。

この今の知事と市長の2人の脆弱な人間関係を合わせて1人に法制度化するのが都構想です。

それに、そもそも都構想は自民党が言い始めたのです。口では言ってても、いざ実行となると議員の保身で反対なのです。↓

(ひまたんの都構想講座 2018年11月より。画像の府議団だよりをクリックして、下部をご覧く下さい。)

都構想は、今までの市長の区長指名でなはく、東京都と同じく選挙により区長が選出されます。
更に、現段階で有力な4区案とすると、例えば今は1つだけの教育委員会が4つに増えたり予算権限は今は区長に全く無いのが東京都より各区長の配分が多くなる、等、今の東京都よりブラッシュアップした行政区分になります。

つまり大阪の「広域成長戦略」等「きめ細やかな住民サービス」等の役割分担を、首長1人のもと両輪で進めてゆけるのです。

加えて都構想の経済効果は、反対派にとやかく言われぬ様、公募により公平に試算され、約10年間で約1兆1000億円と算出されています。
また「都」構想の名称に意義を唱える方(例えば「都」は天皇の住む場所だ等)も居ますが、全員が納得する名称はあり得ません。都構想の本質は行政改革地方分権の延長線上です。
(それでも反対派は後出しで色々と枝葉末節を指摘していますが、それは反維新による「維新の実績泥棒」と同様、もう「大阪名物」レベルとなっています。)

もちろん、都構想は100%ベストな政策ではありません。そもそも政策も人間も100%完璧なものはありません。

ただ、これからの大阪、引いては日本の成長国益を鑑みると、今の人間関係だけで行う脆弱な府市共政より、都構想で大阪一体となり、政策を進めてゆく方が明らかにベターです。

口先だけなら子供でも言えます。

しかし、実行力による信頼は、政治においてとても大事です。

これだけ大阪市民、引いては日本国民に寄り添った政治家や政党は、人柄は良くても、自民党を始め、本当に居ませんでした。

大阪維新の会が初めてのしがらみのない政党なのです。

逆を言うと、維新はしがらみが無い為、支援者は全有権者そのものなのです。

またオールドメディアはあまり報じませんが、前回都構想住民投票の時は、

反対派のデマ(例:「都構想になると住民サービスが必ず低下する」)や、

反対派の謎の非通知電話(例:「この電話を聞いた方は都構想に賛成ですので投票に行かなくて良いです」)

等々も酷かったのです。

ですので大阪都構想実現の為には、有権者ご自身で都構想に賛成票を必ず投票しに行かなければいけません。

また、このチャンスを逃せば、都構想による大阪の成長どころか、地方分権道州制・副首都機能など沢山の国益も50年は損なわれると感じます。

私もいま、松井一郎大阪市長が仰る「このままでは死んでも死に切れない」気持ちで一杯です。

だから大阪市民のいち有権者として、大阪都構想に賛成票をずっと投じ続けます。

皆様も、以上の背景を踏まえて、ご自身でぜひ投票に行かれて民意を反映して頂きたいと切に願います。

なお、全国の全ての選挙について、期日前投票当日投票は、案内状が無くても、手ぶらで投票可能です。
(現地で宣誓書に住所氏名等を書く⇒係員がパソコンで身分照合します。早ければ来所⇒投票終了まで約5分で終わります。)

大阪市以外の方々は、大阪維新の会日本維新の会を何とぞ応援・支援して頂ければ幸いです。

なお、私は今でも維新シンパでも橋下シンパでもありません。
個人的に、大阪だけでなく全国的な日本人の政治思考として感じるのは、特に無党派層有権者自民党以外の野党に少し違和感を感じると、「やっぱり野党はダメだ」「維新はダメだ」とすぐ消極的に「自民還り」する気質が見受けられます(もちろん沖縄等、各地域の事情がありますし、自民や維新以外の党が全部ダメという意味ではありません)。

自民党は国政与党で沢山の議員も居り、支持母体も沢山あり、意見も十人十色で派閥があるのは当然です。
ただ、弱小政党の維新を批判して、大政党の自民党議員は批判しない。
それはおかしいのではと凄く感じます。

また、十人十色過ぎて、自民党の党是である憲法改正がいまだ発議さえ出来ないのは、和宗教が母体の公明党改憲の足かせだけでなく、創価学会組織票が自民党議員の数割を全国の国政・地方で下支えしており、かつ自民党内でも改憲慎重派が居る、という歯がゆさをお持ちの有権者も居られると思います。

それでも、自民党の外交手腕や、党内での切磋琢磨など、政権運営のベテランとして信頼され、見習うべき点は沢山あります。

過去の旧民主党政権が良くなかったのは、支持母体が労働組合等であり、かつ政権運営ほか何もかもが未熟だった為だと思います。ですので無党派層の政治不信による「自民還り」「他党還り」も分かります。

対して日本維新の会は、他党と違い、支持母体がなく、かつまだ弱小政党です。

弱小政党ゆえに揚げ足も取られやすいですし、一致団結して常に脇を締めて活動すべきと思いますが、かたや一枚岩でない面もあります。

しかし日本維新の会は、実現可能な公約も多いですし、実際に党国会議員の自主的2割歳費(=給与)削減・被災地への寄付・年間2000万円以上の歳費とは別途支給される毎月100万円の文書通信交通滞在費(=文通費・領収書不要)の全議員かつ全領収書ネット公開・消費増税「凍結」公約・参院定数6増反対・議員立法100本以上・実のある国会質疑、等々も頑張られてます。

有権者の皆様が、無党派層を含めて、今後何らかの理由で「自民還り」するのも自由です。

しかし、その時にひと呼吸置いて、大阪維新の会日本維新の会を是々非々で対応されるのは勿論のこと、暖かく永い眼で涵養し、時には指摘して育てて頂きたいとどうか心より願います。

そしてこれからも、大阪維新の会日本維新の会が末永く繁栄することを、市民として愚直に応援してゆきたいと思います。



最後に皆様、ご拝読、誠にありがとうございました。

長文拙文ご容赦ください。


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